今話題の二地域居住とは—多くの自治体が抱える課題と、施策を前に進める3つの視点
今話題の二地域居住とは—多くの自治体が抱える課題と、施策を前に進める3つの視点

人口減少時代に求められる二地域居住施策を自治体向けに解説。移住促進だけでは限界がある中、地域と継続的に関わる人をどう増やすか、多くの自治体が抱える課題とその考え方を整理します。あわせて、二地域居住計画立案のための、調査・プロトタイピング・中核拠点づくりの視点など、ミテモの取り組みを紹介します。
二地域居住施策において、多くの自治体が感じている課題とは
実際に施策として取り組む自治体の多くが、次のような課題を感じています。
- まず自地域が二地域居住に向いているのか分からない
- 来訪者が増えても地域側の受け皿が整っていない
- 施策を実行しても単発で終わってしまい、継続的な関係に結び付かない
これらの課題の背景には、各地域が持つ地域資本の価値が、二地域居住者に十分に伝わっていないことがあります。具体的には、地域資本やどんな想いの人がいるのかが可視化されていなければ、一過性の来訪にとどまり、継続的な関係にはつながりにくくなります。
だからこそ、地域が目指すビジョンを言語化し、それを実現するための地域の座組を形成していくことが、二地域居住者との持続的な関係性を生み出す土台になるのです。こうした考え方のもと、ミテモは自治体がつまずきやすいポイントを踏まえ、二地域居住施策を前に進める3つのステップを軸に、地域の実情に合わせた取り組み設計を行っています。
二地域居住施策を前に進めるための3つのステップ
二地域居住を一過性で終わらせないための3つのステップを、順にご紹介いたします。
STEP1:まず「調査」—地域の特性と可能性を可視化し、目指す地域ビジョンを描く
二地域居住の取り組みは「誰を呼ぶか」よりも先に、地域の特性など地域のことを深く理解することから始まります。
- 地域資源や産業構造の把握
- 暮らし・文化・人の動きの理解
- 地域プレイヤーとの関係性マップ
- 地域が求める外部人材の整理
これらを丁寧に調査・分析をすることでこの地域ならではの二地域居住施策が明確になります。 調査は、地域と外の人が出会う共創ストーリーの起点となるのです。
STEP2:プロトタイピング—小さく試し、関係性と地域の受け皿を育てる
調査結果をもとに、施策を具体的に実行するために1日~数か月間のプログラムを設計・実施します。例えば、「地域事業者との協働企画」「二地域居住者が役割を担い、実践できる場づくり」「地域での短期滞在プログラム」など、調査にもとづきプロトタイピングを行います。
重要なのは、地域と二地域居住者が”無理なく続けられる関わり方”を見つけることです。実際に試してみることで、二地域居住者のニーズ・継続に必要な仕組みが見え、二地域居住の定着率を高めていきます。
STEP3:地域共創の中核拠点づくり—挑戦が連鎖する場所へ
調査とプロトタイピングで見えてきた地域の特性と関係性を、地域に定着させるフェーズです。二地域居住や移住を含む多様な関わりを受け止め、 地域経済の好循環につなげるためには、 中核となる拠点の存在が必要です。
長野県塩尻市では、コワーキング・アクセラレーター・ラボの3機能を備えた「シビック・イノベーション拠点スナバ」を中心に、都市と地域の人材が学び合い、協働する環境が生まれています。ミテモはスナバの立ち上げ期より、企画や運営支援、経営アドバイザーなど様々な形で関わってきました。
その知見を踏まえて、地域ビジョンを実現するための場の設計やチームの育成を行い、持続的に挑戦が生まれ、地域経済が好循環するそんな中核拠点づくりを支援します。
「なりわい」が地域の結節点になる
移住者・二地域居住者が定着するためには、「なりわい」が大きな影響を与えています。地域ビジョンに共感し、 暮らしの質向上や課題解決につながるなりわいが生まれる。それを起点に、地域住民と外部人材のコミュニティが形成され、 地域経済の好循環が育まれていきます。
こうした潮流をいち早く捉え、ミテモは、「なりわい」を中心に据えた二地域居住施策を実施しています。二地域居住は、「地域の課題解決であり、未来づくり」でもあります。
ミテモでは、「どこから始めればいいか分からない」という初期検討段階から「調査」「プロトタイピング」「拠点づくり」まで、地域の特性に応じて柔軟に伴走します。まずはお気軽にご相談ください。
地域にあった関わり方を一緒に考え、地域と人の挑戦が連鎖する仕組みを共につくっていきましょう。
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