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2014年1月30日配信 | カテゴリー:
教育プログラム設計方法をより良くするためには
研修・教育プログラム設計の指針とは
集合研修にしても、eラーニングにしても、実施目的に応じて、研修プログラムを設計することは質の高い研修を実施する上で欠かせません。
ですが研修の実務においては
「経験を踏まえて、我流で研修を企画してきた」
「従来のやり方を踏襲するのが最も重要だった」
というような状況も聞かれます。
研修実務は連絡と確認を取りまとめる手数のかかる仕事です。しかしながらプログラムの設計について改善をしていくことが、教育ご担当者様には同時に求められていることかと思います。
それでは、いったいどのような考え方で、研修設計に取り組み、教育の質を高めていけばよいのでしょうか。
教育プログラム設計方法の「あるべき姿」を示す
目的に応じた研修・教育プログラムの設計方法について体系的に理論化することを目指している研究分野はいくつかありますが、今回ご紹介するインストラクショナル・デザイン(ID)はその内の一つです。
インストラクションとは「教示する」という意味です。つまり、IDとは「教え方の設計」という意味であり、研修に限らずありとあらゆる教育プログラムの設計の仕方について、体系的な方法論を策定しようとする研究分野です。
IDは主には、心理学、学習学、コミュニケーション学、情報学、行動分析学などの理論を基礎としており、それぞれの分野で確立された科学的な知見を網羅しながら教育プログラムの設計方法について「あるべき姿」を提示してくれます。
インストラクショナル・デザインの概要
IDでは、教育の目的を3つに分類しています。
a.運動技能のインストラクション
b.認知技能のインストラクション
c.態度のインストラクション
それぞれの目的ごとに、科学的な知見をベースに、どのような教育プログラムを設計すればよいのか?が解説されています。IDに関する書籍や論文は初心者向けから上級者向けまで様々です。
経験をもとに研修プログラムを考えるのは重要ですが、IDの考え方を知ることで、自身の考えを検証されるのもまた有効なのではないでしょうか。
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