「チームメンバーのモチベーションが上がらない」
「チーム内の会話が少なく、コミュニケーションに課題がある」
「チームメンバーが向いている方向やゴールがバラバラで、チームの一体感がない」
といったお悩みをお持ちの方は必見の研修、「レゴ®シリアスプレイ®」についてご紹介していきます。「レゴ®シリアスプレイ®」とは
「レゴ®シリアスプレイ®」とは、文字通りレゴ®ブロックを用いたワークショップです。「レゴ®ブロック」といえば有名なおもちゃですが、「レゴ®シリアスプレイ®」は2000年ごろにLEGO®社によって開発された対話の手法です。その手法は、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのシーモア・パパート教授が提唱した教育理論「コンストラクショニズム」に基づいており、NASAやGoogleを始めとした企業でも導入されていて、世界中で実施されているワークショップの一つです。実施には、所定のトレーニングを受けたファシリテーターが必要、且つ規定の「レゴ®ブロック」のセットが決まっていたりと、「レゴ®ブロック」を用いて対話をするためのフレームワークが規定されていることが特徴です。 「レゴ®シリアスプレイ®」では、誰もが一度は遊んだことのあるおもちゃ「レゴ®ブロック」を活用して、頭の中のイメージを見える化します。「レゴ®ブロック」の作品を通して、普段なかなか言語化しにくいチームメンバーの想いやビジョンについて対話することで、「組織のビジョン作り」「チームビルディング」「コミュニケーション力強化」などの効果を期待できます。「レゴ®シリアスプレイ®」のやり方
「レゴ®シリアスプレイ®」は、所定のトレーニングを修了した認定ファシリテーターのもと、大きく3つのステップで実施します。以下では、わかりやすくするために、例として「チームビルディング」を目的に実施するケースでご紹介します。1
「お題」が提示され、作品を作る
最初にファシリテーターから、作品を作るための「お題」が提示されます。「レゴ®シリアスプレイ®」では、この「お題」がとても重要で、ファシリテーターはお題作りのために事前に徹底的なヒアリングをします。例えばチームビルディングの場合には、「あなたにとっての理想のチーム」などのお題が提示され、そのお題に基づいて参加者が作品を作ります。2
作品を通してお題を語る
次に他のメンバーに向けて、作品を通してお題についての自分の考えや想いを語ります。「この作品は、わたしの理想のチームです。この部分が◯◯を意味していて……」というように、作品を通して語っていきます。 ここでは「作品を通して語る」のがポイントです。受講者には話すのが得意な方も、そこまで得意でない方もどちらもいらっしゃいますが、「レゴ®シリアスプレイ®」では必ず、最初に手を使ってお題に対する自分なりの考えを形にしてもらいます。作品をベースに話してもらうことで、お題から離れず、それぞれの考えを共有することができます。3
作品を元にメンバーで対話する
最後にレゴ®ブロックの作品づくりを通じて、対話を行います。このステップでは、まず他のメンバーから質問をします。例えば、「ここのブロックが赤いのはなぜですか?」「ここの旗にはどんな意味があるのですか?」と聞いていくことで、本人も気が付かなかった作品の意味を振り返っていきます。 ここでポイントになるのは「あえて言うなら」。作品を作るときには「そんなこと考えてなかった……」というポイントについても、「あえて言うなら、こういうことかも」と答えていくことで、本人も気がつかなかったような自己理解を促進することになります。「レゴ®シリアスプレイ®」の研修で期待できる効果
1対1での個人面談やチームでの振り返り、はたまた大人数でのリフレクション(振返り)など、様々な規模・対象・目的で実施可能な「レゴ®シリアスプレイ®」ですが、今回はその中でも大きく3つの効果をご紹介します。1個人の内面の掘り下げ・イノベーション促進
「レゴ®シリアスプレイ®」の特徴は、なんといっても「レゴ®ブロック」を通して内面を掘り下げることです。与えられたお題に対して、言葉で語るのではなく、まず一度「レゴ®ブロック」の作品を作ることで、手を通して考えるプロセスを挟みます。
「手を通して考えること」こそが、「レゴ®シリアスプレイ®」の根幹にある理論「コンストラクショニズム」の真髄です。自分の内側、つまり感情や心の声、それより深い、普段は意識しないような記憶や直感を、手を介し身体を介して感覚的に表現できることで、自分でも気付いていない内面を掘り下げることができます。
明日からのコミュニケーションとキャリアを考えるきっかけに~初めて実施したレゴ®シリアスプレイ®ワークショップ~
Case Study
2チームビルディング・ビジョン共有
チームの現在の状況や目指すゴール・目標などについて、チームメンバーが深いレベルで認識を共有しあえるようにすることにより、強いチームをつくることを支援します。例えば、「チーム」という言葉一つとっても、実は人によって思い描くイメージは異なります。人によっては、前を走る強力なリーダーとその後を追うフォロワーのような形をイメージすることもありますし、一人のリーダーをみんなで支えるようなイメージを描く場合もあります。
このイメージが人によって異なると、チーム内のコミュニケーションに齟齬が出るようになります。「もっとリーダーに引っ張ってもらいたいのに」「もっとメンバーの意見を聞きたいのに」とお互いにイメージがずれているがゆえの小さな不満が溜まっていってしまうのです。
スタートアップの急激なステージ変化に対応するために。相互理解を深めるレゴ®シリアスプレイ®活用で、社員のビジョンを共有する。
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3ビジョンやパーパス策定・戦略づくり
不確実で先の見えない環境において、あらためて個々人の想いを組織としてのビジョンやパーパスとして統合し、チームが進むべき方向性についてのシンプルな指針となるような戦略づくりを支援します。
人は個々人で気付かないままにビジョンを持っているものです。しかし「私はこんな風に働きたい」「私はこういうときに力がでる」といった、それぞれの仕事に対する想いは一つとして同じものはありません。
そこで「あなたにとって理想の会社とは?」「あなたの仕事とは?」「あなたの10年後は?」といったビジョンを描く質問を題材に、対話を重ねることで、個々人の差異を乗り越えたチームとしてのビジョン・戦略を作ることができます。
さまざまな想いを共有しひとつになるレゴ®シリアスプレイ®~言葉を超えた想いをレゴ®に載せて~
Case Study
「レゴ®シリアスプレイ®」を受講したユーザーの声
ミテモではこれまでに、あらゆる業界・あらゆる階層のお客さまのために、「レゴ®シリアスプレイ®」を実施しています。
大手飲食チェーン、大手製菓メーカー、大手電力会社、大手ガス会社、大手ハウス系メーカー、大手テレビ局、運輸系企業、葬儀会社、大手ゲームメーカー、ネット系生命保険会社、音響系メーカー、金融系企業、私立中学・高校・大学、私立中学・高校、地方自治体 など
ほとんどのお客さまが、「これまでも研修をしていたのだけれど、効果が実感できない」というお悩みを持っていました。このお悩みの原因は、実は「知識・スキルが足りないことが原因の課題」と「お互いの理解や自身の内省が足りないことが原因の課題」の2つに大別できます。
研修を実施してもうまくいかない組織の大半は、後者の課題を持っているのに、前者の解決策(集合研修やeラーニング)を活用していたために、「なかなか効果が見えない」とお悩みだったのです。
「レゴ®シリアスプレイ®」では、新しい知識をお伝えすることはあまりありませんが、その分時間をたっぷり使って対話を行います。最初は話すのが苦手な方や「レゴ®ブロック」を使うことに抵抗のある方もいますが、最後には「自分やチームの今まで気付かなかった一面をしれた」「ゆっくり対話の時間を楽しめた」といった感想を数多く頂戴しております。
以下は参加者からいただいた声の一例です。
レゴを使うことで考えていることが形になって考えが伝えやすくなったり改善点が見出しやすくなったと感じました。
いつもは自分と違う考えの人を聞くのを難しく感じていましたが、レゴを使うと、価値観の違う人の話が面白く聞けて驚きました。
自分の考えや行動を形にする、また、形にしたものについて説明することは難しさもありましたが、自分を見つめる機会になって良かったです。
他の人から自分でも気が付かない自分についてたくさんフィードバックをもらいました。感じ方が違うからこそ、気づけることがあるのだなと感じました。
レゴで課題をこなす過程で、自分の内面を見つめることができ、何が必要なのか気づくことができました。
「レゴ®シリアスプレイ®」の研修をするならミテモ
「レゴ®シリアスプレイ®」の実施には、レゴ®ブロックももちろんですが、それに加え、所定のトレーニングを修了した認定のファシリテーターの存在が不可欠です。また、有資格者でも、知識・スキル・経験が豊富なファシリテーターほど質の高いファシリテーションを提供できます。ミテモには、複数名の経験豊富なファシリテーターが所属しており、日本でも有数の研修提供実績があると自負しております。ご興味のある方は、ぜひ下記からご検討ください。
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キャリアビジョン探求研修
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チームのビジョン探究研修
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2年目ステップアップ研修
コラムの続きはこちら
ファシリテーターが語る!対話のツールにレゴ®シリアスプレイ®が最適な理由
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