教育×クリエイティブ×テクノロジーにより幅広い社会課題を解決するミテモ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:澤田哲也、以下「ミテモ」)は、6月17日(木)18:30~21:00にオンライン・トークイベントを開催しますのでお知らせします。
Local Craft Market(ローカル・クラフト・マーケット、以下LCM)は「場所を超えて、作り手の想いにふれる」をコンセプトに、2020年5月より開催しているオンライン・クラフト・マーケットです。地域にねざし素材の選び方や手仕事ならではの製法にこだわる「作り手」と商品の価格・形状・機能だけでなく背景をしっかりと理解しながら商品を選びたい「使い手」が、これまでにない形で直接繋がり合える場として、オンライン技術が急速に普及した時代だからこその市場を作り続けてきました。
訪れるよりも、気軽で。知るよりも、深く。ありのままのものづくりの熱量と産地の風景が感じられる場として、7回の開催を重ねてきました。そんなLCMは2021年6月に1周年を迎えました。
イベント概要
この1周年を記念し「産地をひらく、知恵をひらく、ご縁をひらく1日。ローカルのひらき方とその先の話。」と題し、オンライン・トークイベントを開催します。生活様式や価値観が目まぐるしく変わったこの1年。この変化をチャンスと捉えながら、わたしたちはオンラインでのクラフトマーケットを充実させるため、様々な角度からチャレンジを続けてきました。このチャレンジから生まれた物語や知恵を共有し、さらに新たなチャレンジが生まれていくような場を「ひらき」ます。本イベントから新たな縁が拡がり、チャレンジやコラボレーションなどが生まれることを願っています。
タイムスケジュール
18:30 – 20:00 トークイベント 「実践者が語る、ローカルのひらき方とその先の話」
登壇者:小林 新也 氏 / 新山 直広 氏 / 堀内 康広 氏 / 澤田 哲也異なる地域 / 領域でそれぞれの視点から「地域の未来をつくる」ためにこの1年チャレンジを続け、トップランナーとして走り続けた登壇者が、リアルな成功体験や失敗体験を共有します。
20:15 – 20:45 トークイベント「Local Craft Marketの1年の歩みと、ローカルのひらき方とその先の話」
登壇者:澤田 哲也Local Craft Marketの1年の歩みを公開します。コロナ禍で生まれたデジタルを活用した「オンライン・クラフト・マーケット」をつくるためのナレッジや、運営の裏側を語ります。
20:00 – 21:30 交流イベント
想定参加者
- 伝統工芸のプロデュースに興味のある人・携わっている人
- 地域の資源を活用したものづくりや農作物を支援したい人・携わっている人
- ものづくりの作り手(デザイナー/職人/農家など)
主催者コメント
長く、出口の見えなかい1年と数ヶ月間を経て、アフターコロナという言葉がいよいよ実感をともなって用いられるようになってきました。予断を許さない状況が当面続きますが、それでも私たちは今、しっかりと未来を見据え、地域のものづくりのために、産地のために、何をしていくべきなのか?を改めて考え直すべき局面に立っています。
LCMは戦後初の緊急事態宣言の真っ只中、2020年5月に、オンライン上のクラフト・マーケット・イベントとして産声をあげました。危機的状況に陥った地域のものづくりを支え、逆境でも熱い想いをもって挑戦している作り手と使い手がつながり合う場を生み出すことを目指して、計7回の実践と実験を重ねてきました。開催する度に企画を練り直し、新しいチャレンジを積み重ねる中で、作り手と使い手の新しいつながり方や地域のものづくりとの新しい関わり方について、私たち自身が学びを深めてきました。
活動を開始してから1周年の節目に、失ったものと新たに学んだことを踏まえ、ただ元通りになることを目指すのではなく、創造的に未来を切り拓いていくために、私たちは、これまでの実践と実験を通して得られた学びや知見を「ひらき」ます。 地域のものづくりや地域固有の文化に対する愛情という共通項でつながる人たちとともに、この一年間を通して得た新しい知恵をひらきながら、「これからのものづくりとの関わり方」を考えていきます。産地をひらき、知恵をひらき、ご縁をひらく。想いを同じくするたくさんの方のご参加をお待ちしています。
登壇者紹介
小林 新也 氏(Shinya Kobayasi)/ 合同会社シーラカンス食堂 / MUJUN 代表・デザイナー
1987年生まれ。合同会社シーラカンス食堂・MUJUN 代表。株式会社OneGreen 取締役・CDO。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、2011年にシーラカンス食堂を地元兵庫県小野市に、16年にMUJUNをオランダアムステルダムに設立。播州刃物や石州瓦などを中心としたブランディングや商品開発、世界市場へ向けた地域財産の販路開拓などに取り組む。18年に刃物職人継承者育成を目的とした工場「MUJUN WORKSHOP」をオープン。2020年4月から真の職人像を追い求め、島根県の温泉津(ゆのつ)に「誰もが職人になれる村」をつくりはじめ、国内2拠点生活を実行している。
新山 直広 氏(Shinya Kobayasi)/ TSUGI代表 / RENEWディレクター
1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。応用芸術研究所を経て、鯖江市役所在職中の2013年にTSUGIを結成。以降、未来の産地を醸成する様々なプロジェクトを展開し、2015年に法人化。デザイン・ものづくり・地域といった領域を横断しながら、地域や地場産業のブランディングを手がける。RENEWディレクター(2015年~)京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別研究員(2018年~)。
堀内 康広 氏(Yasuhiro Horiuchi)/ トランクデザイン株式会社 代表取締役・クリエイティブディレクター / Local Craft Market発起人
2009年に「トランクデザイン」を、神戸垂水・商大筋にオフィス&ショップをオープン。地場産業のプロデュースやブランディング、百貨店広告などのディレクションやデザインを幅広く手がけ、2011 年には兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ、兵庫県の間伐材や地域材を活かしたオリジナルプロダクト「森の器」、播州織の職人とつくるアパレルブランド「iRoDoRi」・「megulu」、淡路島のお香メーカーともに日常で使えるお香ブランド「Ku」「Daily」も手掛ける。
澤田 哲也 氏(Sawada Testuya)/ ミテモ株式会社代表取締役 / JAPAN BRAND PRODUCE SCHOOLプロデューサー / Local Craft Market発起人
採用コンサルティング会社を経て、2007年 社会人教育・研修を手がける株式会社インソースに入社。5年間で述べ300社の民間企業に対して、次期経営人材育成や組織変革をテーマに人材育成プログラムの企画・設計に携わる。また、新規事業開発にも取り組み、2012年にミテモ株式会社の事業開発を担当、同年代表取締役に就任。オンライン教育サービスやデザイン思考をベースとした新規事業・商品開発プログラムをはじめとした多種多様な育成支援事業を立ち上げる。また、2016年から全国各地の地方自治体との連携による事業創出・商品開発・販路開拓・デザインイノベーションのための教育事業に取り組む。2018年にはJAPAN BRAND PRODUCE SCHOOL設立。日本の地場産業や伝統工芸にデザイン・クリエイティブを取り入れ、商品開発・販路開拓を手がけるプロデューサー育成に取り組む。