理念に関するよくある悩み
お題目化
形だけの存在となっており、経営でも現場でも、特に話題にも意識にものぼらない。
現場とのずれ・かい離
策定時の経営者の思いは込められているものの、現場との対話やすり合わせの視点が欠落しており、現場の実態・意識とのずれがおおきい。
カオス状態
時々の状況に応じて新たな言葉を付け足してきた結果、理念体系全体として、意味内容に欠落や重複のある、冗長で散らかったカオスの状態になっている。社員にとって覚えきれないほど多くのカテゴリーと単語と文章が並んでしまいがち。
価値観の押しつけ
社員に理念を伝える活動は熱心に行っているものの、一方的な価値観の押しつけと教育的な指導に終始してしまっており、社員の理解や共感につながっていない。
理念活動の意義
理念は、策定したら終わりではない。社員のマインドというコップに、“理念“という水を注ぎこむ不断の活動が必要。コップから水があふれだすことで、初めて社員は理念に沿った行動に移ってくれる。
ソリューションラインナップ
BASIC:既存の理念体系を前提に、理念/パーパスを社員に伝え、理解と共感を高める
1.パーパス/経営理念の現状のサーベイ
2.パーパス/経営理念の浸透ワークショップ
3.全社横断的な理念浸透施策の設計と実装の支援
4.パーパス/経営理念の共有ツールの作成支援
上記のソリューションについての詳しい内容については、以下のダウンロード資料よりご確認いただけます。
ADVANCE:理念の新規策定ないし既存理念の更新のプロジェクトに伴走する
理念策定の目的と3つのゴール
目的:より強い組織・強いチームに生まれ変わる
- Goal1:良い理念 成果物である理念が、「良いもの」となる
- Goal2:良いプロセス 今後のチーム活動の象徴・模範となる
- Goal3:良い巻き込み 社内広報・教育の活動と有機的に同期・連動する
※3つのゴールは相互に補完しあい、全体として目的を支える関係にある
Goal1:良い理念
理念が、人の心と行動に影響を与え、価値の創出につながること
共感を生む
組織に関わるひとりひとりが、個人の価値観・目標と理念とのあいだに緊密なつながりを感じ、その理念の実現に参加したい、貢献したいと思える状態を実現する
判断と行動の指針となる
社員ひとりひとりやチームに対して、会社の目指す方向性や判断・行動の基準を指し示し、組織全体として一貫性と整合性のある意思決定や行動を、そして組織としての人格をかたちづくる。
問いを提示する
理念が提示する「問い」を媒介に、社員相互の建設的で創造的な議論や対話をうながすことで、つくりたい組織の実現に寄与する。
- 変化する環境に柔軟に適応できる
- 創造的なアイデアと解決策を模索できる
- 社内の対話とコミュニケーションを活発にし、強いチームをつくる
- 日々の行動の内省を通じて、社員の自律的な成長を促進する
- 多様な価値観を認めあえる開放的で柔軟な組織文化
Goal2:良いプロセス
理念策定のチーム活動が、その後の会社にとって、チームの象徴・模範になる。
真剣に向き合う
相手に対してリスペクトをもちつつ、ガチ対話をする。
心理的安全性が高く、対立をおそれず厳しい主張ができる状態が望ましい。
アイデンティティの変容
経験も実績も未熟な中堅・若手の社員たちが、この場では、会社全体を代表して、未来のために、経営者に匹敵する高い視座で考え、話せる必要がある。
たとえば、経営統合を機に理念策定をする会社の場合には、それぞれの出身企業の属性をこえて、“新生会社のアイデンティティ”を全員が獲得する。
策定までのプロセスのモデル例
想定期間 | フェーズ | 実施内容 | ミテモの支援・活動内容 |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 設計・準備 | 検討スケジュール、参加メンバー、プロジェクトのゴールなどを決定 | 計画についてアドバイスを提供、プロジェクトの人員体制を構築 参加メンバーに事前アンケートやインタビューを実施 |
2ヶ月 | プロジェクトへのオンボーディングと予備的な知識インプット | メンバーがプロジェクトの目的・ゴールなどを理解する 会社の歴史を学びなおす、社内外の関係者へインタビューをおこなうなど、必要な前提知識を学ぶ |
ミテモのファシリテーターが対話の場を設計し、進行する 全員がオンボーディングできるように、安心・安全な場をつくる 全員が、会社の未来を創る担い手としての自覚を持てるように支援する |
2ヶ月 | ガチ対話(発散と収束) | 理念の内容について、真剣に対話を繰り広げる 本対話の最終局面において、コピーライターに対して理念文案への要望を伝える |
対話の主題となる問いを用意する 論点を必要に応じて明確にする キーワードを可視化し、整理する フェーズに応じて発散から収束へと推移させる |
2ヶ月 | ライティング | コピーライターから提示された複数の理念文案をもとに議論と対話を重ねながら、意味を絞り込み言葉を磨きあげ、経営層にプレゼンする理念文案を作成する | ミテモが手配するコピーライターやデザイナーが成果物の素案を複数作成する 議論の進展にともない、第2・第3稿を作成しつつ徐々に成果物を練り上げる |
2ヶ月 | 経営層への報告とオーソライズ | 経営層に対して報告し、承認を得る 最終確定のための組織決定 成果物の社内に向けたお披露目 |
最終文言に向けて調整をおこない、成果物の披露に向けて準備を行う |
上記のソリューションについての詳しい内容については、以下のダウンロード資料よりご確認いただけます。