楽しさと学びを両立させた研修をリモートワークでも~デザイン思考・カスタマージャーニーマップワークショップ~ | ミテモ株式会社

楽しさと学びを両立させた研修をリモートワークでも
~デザイン思考・カスタマージャーニーマップワークショップ~

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ミテモではさまざまな企業や団体の組織づくりやチームビルディングの取り組みをサポートしている。

株式会社ビジネスアーキテクツ様(以下、BA)に提供した、オンライン会議システムZoomを用いた「デザイン思考・カスタマージャーニーマップワークショップ」でのBA側の狙いや感想、研修後の展望などを、インタビューを通じて紹介する。

ケーススタディ概要

ケース

リモートワークでも楽しさと、実務に活かせる学びを両立させた、デザイン思考・カスタマージャーニーマップ

目的

1.実務にも生きるデザイン思考(のうち具体的にはペルソナ、カスタマージャーニーマップ)を学び、体験する。
2.過去のアクティビティ中心の研修(昨年はカーリング)のように楽しく、盛り上がる。

ワークの流れ

アイスブレイク
・業務を一緒にしたこともない、初めましての異職種混成チームが仲良くなるアイスブレイク

デザイン思考講義
・デザインとは?
・実務(今回はWebサイト構築)に近いデザイン事例
・デザイン思考とは
・デザインを体験する(自分がお客様になって、デザインの意味を体感する)

ペルソナ、カスタマージャーニーマップ
・ペルソナアレンジ
・カスタマージャーニーマップワークショップ
・発表

ワークショップ参加者

ビジネスアーキテクツ社のセールス、ディレクション、クリエイティブ、エンジニアリング、人材開発、システムなど、45名(初回22名、二回目23名)

所要時間

約7時間(一回あたり)

上段左から株式会社ビジネスアーキテクツ:村上里沙さま mitemo:飯田一弘
下段左からmitemo:杉谷昌彦、井上愛美

コロナ禍だからこそ高めたい、チームとしての一体感

井上:早速ですが、インタビューを進めさせていただきます。よろしくお願いします。まず初めに、今回研修をミテモに依頼していただいたのですが、この研修を実施するまでにどんな経緯があったかというところからお聞かせいただけますか?

村上さん:はい。今年は何の研修をやるかを年明けくらいから考え始めていました。これまではカーリングをしたり、八ヶ岳に合宿に行ったりもしていました。去年のカーリングの研修ではチームワークを学べる内容、「どういう会社にしたら良いのか?そのために自分は何をするのか?」をアクティビティとディスカッション形式の研修で考えたりしました。ですので、今年はどちらかというと顧客志向を体験する、かつweb制作の業務に活かせる企画がないかなと考えていました。そして、(ミテモ講師の)飯田さんに春頃ご相談したときにカスタマー・ジャーニーマップの研修をご提案いただいたんです。しかしその後、新型コロナウイルスの流行によって在宅勤務になったこともあり、一旦研修の企画が止まっていたんですね。でも、ご提案していただいた時にオンラインでもできるよと伺っていたので、急遽オンラインでの研修として進めていくことになりました。

井上:毎年学べるテーマを決めて研修をしてきていて、今年は顧客志向など業務に活かせるようなものを実施したいということだったんですね。この研修を実施するにあたって、その他に期待されていることはありましたか?

村上さん:そうですね。座学ではなく、レクリエーションでリフレッシュ要素があるものが良いと考えていました。また当社が現在、在宅勤務ということもあって、業務でやりとりしている人としかコミュニケーションがない人がいました。また、新しく入社したメンバーもコロナ渦の中の数ヶ月で4、5人ほどいたため、なるべく普段関わらないような人たちとコミュニケーションできたらいいなと思っていました。

井上:ありがとうございます。ここで一旦、研修を企画したミテモの飯田さんと杉谷さんに質問しますね。村上さんからこのようなお話を聞いて、研修に落とし込む時に注意していたことや、アクティビティやレクリエーションを取り入れる上で一般的な研修とは違って意識したことなどありますか?

飯田:僕から口火を切ると、この研修には2つの要素があると思っていました。村上さんがおっしゃったように、チームビルディングやレクリエーションなど、これまで大事にされてきた「チームとしての一体感を高める」という要素。そしてもう一つの要素は、「業務につながる学びが得られる」ということ。今回はデザイン思考やカスタマー・ジャーニーマップなど、ウェブ制作に関わる業務に学びがすごく役に立ちやすい領域だったと思うんです。チームビルディングと業務に生きる知識を学ぶという、両方の要素を満たせる企画にしたいというのはすごく思っていましたね。ちなみに、研修の内容を詰めて「これでいきます」と決めたのはコロナ前だったんです。だから、当初は模造紙を壁に貼って受講者同士で和気あいあいと話しながらカスタマー・ジャーニーマップを作る、という世界観でいました。教室での空気感も含めていろんなやり取りが起こるというのが、もともと思い描いていたスタイルでした。新型コロナウイルスのために集合研修が難しくなって、オンラインで実施する工夫というところでは、私と杉谷さんとで深く相談しながら研修を組み立てられたと思っています。

井上:研修内容の工夫について、杉谷さんからもお話しいただけますか。

杉谷:はい。今までの体を動かすカーリングや八ヶ岳登山などのアクティビティからオンライン研修へ代わるに当たり、みんなで体を動かしてワイワイやるには敵わないにしても、チーム感を出すにはどういう仕掛けをすればいいか考えました。チームの中でぎゅっと仲間になりながら、他のチームと競うゲーミフィケーションの仕掛けを取り入れるなど、入社したばかりの人や今までほとんど関わりの無い人、仕事だけのやり取りの人が「仕事と関係ないところで仲間になってほしい」ということを意識してつくりました。村上さんが特に大切にされていた「職種を超えて楽しむ」ことや「仲間感」が、オンラインではできなくなってしまうのではないかと危惧されていたので、仲間になれるための仕掛けってなんだろうということを考えて今回はワークの設計をしました。

井上:今、飯田さんからチームビルディングという要素にプラスして業務に生きる知識を併せ持った研修にできたらいいよねという話を伺いました。また杉谷さんからはゲーム的な要素を交え、職種を越えて仕事以外のメンバーでも楽しんでいけたらいいよね、というところに工夫を持たせて設計したという話を伺いました。村上さんはこれらのお話を提案段階で聞いていたと思うんですが、ミテモに決めようと思ったタイミングや理由など教えていただけますか?

村上さん:新型コロナウイルスの流行前に、もうミテモさんへお願いしようと思っていました。そこから在宅勤務になって「会社に行けるのか?」「皆集まれるのか?」と状況が読めなくなって、そんな中でもオンラインで実施可能だったのでそれが一番の理由です。また、事前に想像していたワークとあまりギャップがない形で実施できそうだなと感じたのでお願いしました。

井上:ありがとうございます。オンラインで実施できるというのが大きなポイントだったんですね。

集合研修の代替ではなく、オンライン研修という新たな選択肢

井上:実際にこの研修をオンラインでやると決めた時の不安や、持っていたイメージなど伺えますか?

村上さん:オンラインでの研修ノウハウが当社には多くなかったので、どうやるんだろうなとは思っていました。会社としてZoomを使っていなかったため、Zoomで部屋をチームごとに分けられる機能(ブレイクアウトルーム)も知らず、イメージが湧かないことによる不安感はありました。あとは、チームでのワークってどうやってやるんだろう?という思いもありました。

井上:Zoomを普段使ってないと、なかなか機能の部分をわからないですもんね。ちなみにその不安感については、実際にやってみてどうなりましたか?

村上さん:そうですね、実際にやってみて特に不安は感じませんでした。ワークで使ったツールに関しては、会社のセキュリティが結構厳しいこともあり少しバタバタしてしまったんですけど、問題なくできました。

飯田:カスタマー・ジャーニーマップって、対面だったら大きな模造紙を壁に貼って付箋を使ったりして共同作業で行うんですね。だからオンラインの環境でも、PowerPointを使って画面上にバーチャルな模造紙をつくり、そこに付箋を貼ったりしてメンバー同士で一緒にマップを作り上げていくみたいなことをやりたかったんです。私たちもよりよい研修となるよう手探りをしながら、社内のセキュリティ環境の整備など含めた事前準備として村上さんにも手伝っていただきながら、設計を進めていきました。一緒に手を動かしながら考える時に、ペンでさらさら書くのとキーボードを打って書くのではやっぱり違いはあると思うんですけど、最終的には今の技術で参加された皆さんの環境でできる最善の方法をうまく探れたかなと思っています。杉谷さん、何かありますか?

杉谷:ミテモとしてもそうですし、公私ともにオンラインでのワークやコーチ、カンファレンスなどのイベント開催は多く経験していたので、できるというイメージはもっていました。ワークの中で適切なガイダンスをすれば、ビジネスパーソンとして普段PowerPointなどを使われていらっしゃる方なら対応できるだろうなと思いました。とは言いながらですが、集合研修とオンライン研修との一番の違いは、見える範囲がパソコンの画面より大きくはならないということでした。画面表示を拡大したり縮小したりはできますが、やはりパソコン画面より大きくはできない。その体験は仕方がないと割り切りました。ですが、思考を逆転してみると、みなさんが適宜自分の見たいように見られるということでもあると気がついて。パソコンの画面が小さい人はズームをしながら、2画面で大きく見られる人は大きく見ながらやれたのではないかと思います。結果として研修体験に対してネガティブな声はありませんでした。むしろ「ここまでできるんですね」という声が沢山あったのは狙い通りだなと思っています。何よりも皆さんがやってみて「へー、こんなにできるんだ」と感じながら、どこのチームもしっかりワークが出来上がっていったというのは良かったなと感じています。

村上さん:私はウェブの業界にずっといたわけじゃないのでパソコンに関してそこまで詳しくはないのですが、他のデザイナー、ディレクター、エンジニアなどの社員はオンライン環境に慣れているからか、在宅勤務になった時もアナウンスの翌日からスムーズに切り替えられたんですね。だから、当社の社員はオンライン研修には適しているのかなと思いました。

杉谷:参加者によっては、事前にレクチャーの時間を入れるなどの対応が必要だったかもしれません。でもビジネスアーキテクツの皆さんは、普段からillustratorを使ったり、プログラムを書いたり、セールスの方もプログラムを書かないにしてもお客様とウェブサイトに関わる領域のお話をされているでしょうから、最低限の知識は間違いなくあるという前提で私たちもスッと研修に入らせていただきました。実際、皆さんのITリテラシーは極めて高かったと思います。

井上:参加者の皆さんが不安にならないよう研修設計の段階で沢山工夫をしていたのですね。また、参加されたみなさんがオンラインという環境に慣れていたことが、今回の研修が成功した要因のひとつだったのかなと思いました。併せて伺いたいのですが、オンラインだからこそ良かった点はありましたか?

村上さん:今までは遠い場所で研修をやっていたので、朝早く集まるのが結構苦手な人が集合場所に現れなかったりしたこともあったんです。ですので、移動せずに家で研修を受けられたので良かったのかなと思います。また、今まではクライアント先に常駐しているメンバーが参加しづらいということもあり、平日以外の土日祝日に全員集まってやっていたんですね。でも土日だと「家庭の事情があって…」と言って欠席せざるを得ない人がいて。なので、研修日程を2回に分けながら、平日に実施できたのも良かったと思います。

行動指針に原点回帰する研修設計

井上:実際に研修を受けた中で村上さんが印象的だったシーンはありますか?

村上さん:ちょっと関係ないことかもしれないんですが、ブレイクアウトルームに行くときの「いってらっしゃい」と帰ってきたときの「おかえりなさい」が、有名テーマパークのアトラクションみたいでみんな楽しめたと思います(笑)

杉谷:それはよかったです(笑)ちなみに、参加された方の研修中の表情だったり、研修後にもらったコメントや感想で気になったことはありましたか?

村上さん:研修後に私に直接チャットで「すごい楽しかったよ」や「いい学びになった」みたいな感想をくれた人もいました。また、会社のチャットツールの中に「プリンシプルチャンネル」という会社の行動指針に沿った自分の行動を投稿する場所があるんですけど、そこに投稿している人が多くいました。行動指針は「好奇心」「インプット」「考える」「伝える」「成果」「協力」「トライ」の7つあります。自立自走した組織になるために意識して行動することとして掲げられていて、これらをフルで使ったワークの内容だったという感想がありました。私にとっても、すごく良かったなと思っています。

井上:村上さんのこの話を聞いて、杉谷さんはどう感じましたか?

杉谷:ワークの最終アウトプットで出てきたアイデアに対して、皆さんが投票をするということを提案していたんです。そして村上さんと話している中で行動指針を軸に投票するという話が出て、当日のワークの時も村上さんから行動指針というワードを出していただいたんですね。その言葉を受けて、ワークを進める中でチームの方から行動指針に関わる表現が出てきたのが僕にとっては印象的でした。村上さんが行動指針についてとても意識して設計していたんだなと感じました。アンケートには、ワークをする中で「行動指針に書いてあるようなことを大切にできた」もしくは「体感できた」という表現と、さらに「BA(ビジネスアーキテクツ)らしさを感じた」「これがBAだよね」みたいな表現がされていて、まさに行動指針と整合できたのかなと感じて、とてもよかったなと思いました。

井上:行動指針を振り返りながらワークを進められて、いい時間になったんだなと聞いていて思いました。ワークの感想まで聞かせていただきましたが、村上さんがミテモにお願いして良かったなと思うことはありますか?

村上さん:そうですね、会社の状況を聞いて研修を企画したり設計してくれるのが、すごく安心感がありますね。創業20年の会社なんですけどまだ会社が動いていて、これから会社をどうしていくのか?みたいなことを考えるのが大変でして。ここ2年間くらい会社の状況について飯田さんにお話をしつつ、そういう状況も相談しながら研修を考えてくれているので安心感があります。また、ウェブページでいろいろな会社での実績もわかるので、本当に頼りにしてます(笑)

井上:ありがとうございます(笑)

これからのミテモへの期待

井上:村上さんが思う、「ミテモに研修をお願いしたらいいんじゃない?」という企業のイメージなどありますか?

村上さん:それこそ私はこの会社に人事で入社したわけじゃないですし、それまでも全然違う仕事をしてきたので、研修や教育の経験や知識がほとんどない状態で。そんな中で、会社の状況をお伝えしながら一緒に研修を作り上げていってくれるので、「何かしたいけど、何をすればいいかまだよくわからない」という人でも相談に乗ってもらいながら研修を設計できるんじゃないかなと思いました。

井上:一緒に作り上げていくことはミテモでも大事にしていることなので、そう仰って頂けたことはミテモとしてもやり甲斐があったなという風に思います。とても嬉しいです。

杉谷:ちなみに人事で教育や社内の学びを担当している人が何人ぐらい居るか教えていただけますか?

村上さん:今、コーポレート部門は2人いるのですが、もう1人の人は経理系をメインに担当しているため、社内で同じトピックを一緒に相談しながらできる人がそんなにいないので、実質一人ですね。

杉谷:BAって今20年くらいの会社さんだっておっしゃっていたと思うんですけど、今社員数は何名ぐらいの会社さんですか?

村上さん:社員は50名ぐらいですね。3年前に方針転換があって、半分以上がこの2、3年で入社してきています。

杉谷:新しい方針に変わって、その方針に合う方々が入ってこられたって感じですね。

井上:これからの話になりますが、ミテモに今後お願いしたい研修やテーマはありますか?

村上さん:オンライン研修は状況や場合によってはいいなーとは思うもの、今後は新型コロナウイルスが落ち着いたら集合研修もやりたいなと思います。それと、レゴ🄬シリアスプレイ🄬はずっと興味があるんですよね。最初にご提案頂いたのもレゴ🄬シリアスプレイ🄬で、いろんな会社さんでやった事例があって、それも会社の課題に合わせてテーマを決められると思うので興味があります。あとは紹介いただいていた、サービスブループリントもいいなと思っています。

井上:ぜひ、引き続きミテモにご相談いただけたらと思います。最後の質問ですが、今回の研修を5段階評価で言うといくつですか?

村上さん:そうですね、4.5でお願いします。私としては、全体的に満足度は高かったかなと思っていて、やってよかったなって思います。

井上:高評価をいただけたので、嬉しい限りです。それでは以上でインタビューは終了となります。本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

一同:ありがとうございました。

ファシリテーター 杉谷からひとこと

杉谷 昌彦

コロナ禍でオフィスで顔を合わせる機会が極端に減り、リモートワークにシフトしている企業さんも多いと思います。その中で社員のチームビルディングやエンゲージメント向上と、業務に繋がる学びをしたい企業さんはいらっしゃると思います。BA社さんはまさにそういう企業さんでした。ワークの設計の中で、初めましてのメンバーと仲良くなれる仕掛けを入れており、終了後アンケートでも「多様なメンバーとワークをすることで楽しく、新しい知見にも触れた」とコメントをいただいて、仕掛けがうまく作用したなと感じました。また、デザイン思考のインプットとペルソナ・カスタマージャーニーマップのワークを通して、お客様中心の価値設計の大切さを、参加者の皆さんがお感じいただけて、こちらもアンケートで「本業でも使える」「実際に本業に取り入れたい」「他メンバーにも勧めたい」というご意見をたくさんいただけたのも、ワークショップデザイナーとしても、ファシリテーターとしても嬉しい限りでした。

【企業紹介】

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