学習設計や企画構成の基礎と、動画教材制作ための素材作りのポイントを同時に学ぶ
対象者
- 専門的な機器や制作ソフトを使用することなく、短時間でわかりやすい動画教材を制作するための知識と技術を習得したい方
- 自社独自の映像教材の学習効果を高めたい方
- 動画教材を作ることになったが、何から考えたら良いかわからない方
よくあるお悩み・ニーズ
- 社員に在宅学習の機会を提供する必要性が高まった
- 業務に必要なスキルを学べる動画教材が見つからないので自社で制作したい
- 動画教材を作れる社員はいるが、業務が属人化している
研修内容・特徴
本研修は、会社独自の動画教材を、自分たちで作り始められるようになることを目指します。近年、動画メディアの普及によって「マイクロラーニング」と呼ばれる、従来よりも極めて短時間(3分~10分)で学ぶことの学習効果の高さが注目されています。短時間の動画であれば、動画編集の専門スキルはそこまで必要なく、むしろ、短時間でまとめるための教材の企画構成力が重要です。本研修では、学習効果の高い教材を制作するために、より基礎にあたる、学習設計、企画構成から学びます。研修後半では、デザインや編集、ナレーションについてテクニカル面の解説があります。デザインであれば、フォントや文字サイズの選び方、適切な余白についてなど、誰もがすぐに応用できるコツも、わかりやすくお伝えしていきます。動画教材の制作に使用するツールは、Microsoft PowerPoint、マイクまたは、ヘッドセット、Webカメラ(PC内蔵、または外付け)のみです。
プログラム
STEP.01
学習手段としての動画教材
- (1)Eラーニング・オンライン学習の例
- (2)学習手段を組み合わせる
学習手段の一例としては、講師が登壇する一般的な集合研修や動画教材を用いたもの、オンラインサロンにおけるコミュニティなどが挙げられます。それぞれの特性を理解しながら、より効果的な学習効果を得ることができる動画教材を制作するためのポイントを学びます。
STEP.02
学習設計理論を学ぶ
- (1)ゴールベース
- (2)受講者中心主義
- (3)研修開発標準プロセス(ADDIEモデル)
- (4)研修の効果測定モデル
- (5)目的と目標の設計
- 【ワーク】研修の学習目標・行動目標・目的に当てはまるものを考え、学習設計の練習をする
教材を制作する際に参考となる理論や考え方を紹介します。学んだ内容を下地にしながら、学習設計を作る練習を行います。
STEP.03
企画構成の方法を学ぶ
- (1)学習目標の構造化(知識/スキル/心構え)
- 【ワーク】研修の学習目標を、知識/スキル/心構えに分けて考える
- (2)知識/スキル/心構えをどの手段で学ぶのか
- (3)学習段階・学習順序の構造化
- (4)学習者の動機づけを高める
企画構成をする際に参考となる考え方を紹介します。制作者自身が伝えたい内容と理論を照らし合わせた上で、受講者にとって学びやすい適切な構成を考えます。
STEP.04
わかりやすいスライド資料の作り方
- (1)情報の整理整頓
- (2)デザインの整理整頓
文字/強弱/揃える・グループ化する/適切な余白/色
STEP.05
わかりやすいナレーション
- (1)動画教材のナレーションのタイプ
- (2)わかりやすいナレーション
- スピード/間を取る/文章を区切る/自分の癖を抑える
- 【ワーク】ナレーションの練習
研修や動画教材の冒頭をイメージして、2分間で自己紹介をしてみる
STEP.06
撮影方法
- (1)撮影場所・マイクの使い方・機材配置の工夫
- (2)PowerPointを使ったレコーディング
- 【ワーク】研修の企画構成を考える
受講者の声
- ・企画段階での内容の不足が多いことに気が付きました。ブレインストーミングなどを行い、企画を固めてから教材作成をしたいと思います。
- ・動画作りの前提として、「どのように構成すれば相手に伝わるのか」という部分をしっかりと熟考し、共通認識を持った上で、教材制作を進めることが重要だと理解できました。
- ・参加する前は、動画制作のテクニックのみを学ぶ研修だと思っていましたが、学習設計をすることが大切であることを教えていただき、大きな気づきとなりました。
価格
半日 | 終日 |
---|---|
研修実施費 440,000円(税込)~ |
研修実施費 660,000円(税込)~ |
※プログラムの変更・修正が必要な場合は、別途110,000円(税込)を申し受けます。