「手の文化」に触れる。名古屋地域に根ざす伝統産業 5 社による展示会をパリ市内で開催|2022年9月22日 – 10月10日 | ミテモ株式会社

「手の文化」に触れる。名古屋地域に根ざす伝統産業 5 社による展示会をパリ市内で開催|2022年9月22日 – 10月10日

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「手の文化」に触れる。
名古屋地域に根ざす伝統産業 5 社による展示会。

2022年9月22日 – 10月9日
ギャラリーヴィヴィエンヌ
La galerie Vivienne: 39 Galerie Vivienne 75002 Paris
Webサイト:www.creation-as-dialogue.jp

何層もの漆を塗り重ねたバニティーボックス。炎の揺らぎに祈りの精神を感じる漆塗りのキャンドルスタンド。ガラス質の釉薬が深みある表情を生み出す七宝焼きのジュエリー。名古屋黒紋付染による”究極の黒”を纏うコート。色鮮やかに染められた有松・鳴海絞のガウン。これらは日本の伝統産業5社による新作プロダクトです。本展で発表されるものは、長い歴史の中で脈々と受け継がれてきた日本の伝統技法により作られ、その製造工程のほとんどが数値化できない職人の経験に基づく手仕事です。

本プロジェクトでは、ヨーロッパを拠点に世界の第一線で活躍する名和光道氏、古川紗和子氏の2名をデザイナーに迎え、名古屋地域に根ざす伝統産業の担い手である5社と共に数ヶ月に及ぶ制作に取り組んできました。ヨーロッパに息づくクリエイティビティーと、日本のものづくりの中心地である名古屋の持つクラフツマンシップ。二つの都市圏に息づく文化を結び生み出されたプロダクトは、手仕事ならではの個性と温度感を持ち、私たちの生活に新鮮で洗練された感動を与えます。

日本・名古屋圏における伝統産業は「手の文化」です。その類まれな技術は、機械にはない<揺らぎ>の重なりが生成する、人の手でしか生み出すことのできない「美」であり、日本文化の本質に繋がる精神性の表れです。しかし現在、これらの「手の文化」は、技術継承・後継者不足や国内市場の縮小の課題に直面しています。日々技術の研鑽を重ねるこれら職人たちの手仕事は、残念なことに他地域においてその美しさの本質を発表する機会はほとんどありませんでした。

今回の展示会では、新作プロダクトの展示販売・受注と、職人による技術の体験プログラムで構成される予定です。異なる文化圏との対話によりその本質的な美しさを引き出された「手の文化」のリアルな質感に触れ、思考し、新たな価値を創造し共感を生み出す展示となります。

Creation as DIALOGUE

名古屋市役所 経済局産業労働部労働企画室 主催。2021年に発足した伝統産業海外マーケティング支援プロジェクト。伝統産業の担い手が、技術とアイデンティティを新たな視点で捉え直すことによる価値の転換と、手仕事を通じてイノベーションを生み出すことを目的としています。