教育×クリエイティブ×テクノロジーにより幅広い社会課題を解決するミテモ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:澤田哲也、以下「ミテモ」)は、名古屋市が主催し、ミテモ 代表取締役 澤田哲也が事業プロデュース、株式会社スズサン CEO / Creative Director 村瀬弘行氏が統括コーディネートとして携わる伝統産業マーケティング支援事業「Creation as DIALOGUE(クリエーション・アズ・ダイアログ)」を2021年7月1日より開始いたします。また本事業のキックオフとして、2021年7月23日(金)17:00~19:30に、世界の第一線でブランドづくりに取り組む先駆者をお招きし、どなたでもご参加いただけるイベントを開催しますのでお知らせします。
「ものづくりの街、名古屋に根付く伝統の技とアイデンティティを世界へ。」
古よりものづくりの中心地として豊かな文化圏を形成してきた名古屋および中部圏には、現在も伝統的且つ稀有な技術や精神性が受け継がれています。本事業では、世界の第一線でブランドづくりに取り組んできたディレクターやデザイナーを伴走者に迎え、名古屋発の伝統産業から革新的なブランド・商品を開発しグローバルに提案・発信します。一過性の海外への紹介で終わるのではなく、ブランドや商品を通して世界中の人々や産地と対話をしながら、豊かで誇らしい文化と産業を名古屋の地に生み出していくことを目指し、わたしたちはこのプロジェクトを「Creation as DIALOGUE」と名付けました。名古屋に根ざしている伝統産業の担い手が、その技術とアイデンティティを活かしながら、その価値を世界に発信していきます。
事業プログラムの流れ
著名なハイブランドを含む世界の第一線でブランドづくりを実践してきた先駆者からブランドデザインの知見を学ぶとともに、ブランド開発・海外進出の専門人材が伝統産業事業者に伴走しながら新ブランド開発に取り組みます。 ※STEP 02、03は名古屋市の伝統産業事業者限定です。カリキュラム等の詳細は決定次第webサイトにてご案内します。キックオフ・イベント概要
Creation as DIALOGUEは「名古屋に受け継がれる伝統的な技術・文化・精神性を磨き、世界との対話を通して誇れる文化を創る」と題しキックオフ・イベントを開催します。世界の第一線でブランド作りに取り組む先駆者を招き、その事例や考え方を学ぶとともに、名古屋ひいては日本の工芸や技術の可能性や今後の道筋について検討します。
- 日時:2021年7月23日(金)17:00-19:30
- タイトル:名古屋に受け継がれる伝統的な技術・文化・精神性を磨き、世界との対話を通して誇れる文化を創る
- 会場・定員:ナゴヤ イノベーターズガレージ(25名) + オンライン会議ツールZoom(100名) ※リアル会場参加申込者が上記の定員を超過した場合は、抽選を行い、当選者をリアル会場にご招待します。抽選に外れた方は、オンラインでのご参加をご案内します。 ※オンライン参加URLはお申し込み時のメールアドレス宛に、開催日2営業日前までにご案内します。
- リアル会場住所:ナゴヤ イノベーターズガレージ 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク4F
- 参加費:無料
- プログラム:
1.基調講演「伝統工芸 / 伝統産業の独自性を活かしたイノベーション」
登壇者: 村瀬弘行 氏 (株式会社スズサンCEO/Creative Director)
2.トークセッション「世界の第一線からみる名古屋の技術、伝統、文化の可能性」
パネリスト:
村瀬弘行 氏(株式会社スズサンCEO/Creative Director)
齋藤統 氏(元 Yohji Europe CEO )
名和光道 氏(GRAFF シニアデザイナー / 元 ヴァンクリーフ&アーペル ジュエリーデザイナー)
古川紗和子 氏(ミラノ在住のフリーランスデザイナー / 元 ボッテガヴェネタ ハンドバッグデザイナー)
モデレーター:
澤田哲也(ミテモ株式会社 代表取締役)
3.本事業「Creation as DIALOGUE」についての紹介
登壇者紹介
村瀬 弘行 氏(MURASE HIROYUKI) 株式会社スズサン CEO/Creative Director 1982年名古屋市生まれ。2002年に渡欧、サリー美術大学芸術学科(英)を経てデュッセルドルフ国立芸術アカデミー(独)にて立体芸術及び建築学科卒。2008年 在学中にデュッセルドルフで『suzusan e.K.(現suzusan GmBH & Co. KG)』を設立しsuzusanクリエイティブディレクターに就任。2020年株式会社スズサン及び suzusan GmbH & Co., KG両社のCEOに就任。2018年より名古屋芸術大学にて客員教授として教鞭を執る。 http://www.suzusan.com/
齋藤 統 氏(SAITO OSAMU) 元 Yohji Europe CEO 1980年(昭和55年)、ヨウジヤマモト社の要請により同社のフランス支社であるYohji Europe社を設立し、同ブランドのヨーロッパ・アメリカ進出を手掛ける。 ヨウジヤマモト社はこの海外進出の成功により「世界のヨウジ ヤマモト」としての地位を確立。 以降15年間同社社長を務める。2007年にはイッセイミヤケ社のフランス支社であるISSEY MIYAKE EUROPE(イッセイミヤケ・ヨーロッパ)社の招聘を受け、同社社長に就任。またメンズプレタポルテのサロンを主催するCasabo社 社長などを歴任する一方で、日仏企業や学校との情報交換・提携推進に尽力。フランスIFM(Institut Francais de la Mode)及び日本IFI(Institute for the Fashion Industries)間の橋渡しを行い、研修制度の導入を実現。自ら講師も務める。更に、フランスのアタッシェ・ド・プレス養成校であるエファップ(EFAP:’Ecole francais des attach’ es de presse)の日本校設立にも携わり、教育・文化事業も手掛ける。ヨーロッパのファッション及び文化に対する多大な功績が認められ、2008年5月にフランス芸術文化勲章を授与される。
名和 光道 氏(NAWA KODO) GRAFF シニアデザイナー / 元 ヴァンクリーフ&アーペル ジュエリーデザイナー ロンドン在住の日本人ジュエリーデザイナー。国内でファインアート/デザインを学び、2004年にパリに移住。ジュエリーの世界に魅せられ、独自でデザインと作り方を学び、ロレンツ・バウマー、 ルイ・ヴィトン、 ヴァンクリーフ&アーペルなど名だたるメゾンでハイジュエリーや時計のデザイナーとして長年活躍。2019年よりイギリスを代表する GRAFF(グラフ)のシニアデザイナーとして活躍している。
古川 紗和子 氏(FURUKAWA SAWAKO) ミラノ在住フリーランスデザイナー / 元 ボッテガヴェネタ ハンドバッグデザイナー 日本でテキスタイルデザインを学んだ後、渡伊。ミラノのドムスアカデミーにてマスターオブファッションコースを修了。DIOR HOMME, GIANFRANCO FERREʼ, VERSACE, BOTTEGAVENETA など様々なラグジャリーブランドにて、ハンドバッグデザイナーとして活躍。これまで数多くのコレクションで、IT BAGと呼ばれるベストセラーバッグを生み出す。ハンドバッグデザイナーの他、オリジナルのテキスタイルデザインを用いたスカーフやクローズコレクションの展示会、ファッションショーに参加する経験を持つ。
澤田 哲也 氏(Sawada Testuya) ミテモ株式会社代表取締役 用コンサルティング会社を経て、2007年 社会人教育・研修を手がける株式会社インソースに入社。5年間で述べ300社の民間企業に対して、次期経営人材育成や組織変革をテーマに人材育成プログラムの企画・設計に携わる。新規事業開発にも取り組み、2012年にミテモ株式会社の事業開発を担当、同年 代表取締役に就任。オンライン教育サービスやデザイン思考をベースとした新規事業・商品開発プログラムをはじめとした多種多様な育成支援事業を立ち上げる。 2016年からは全国各地の地方自治体との連携による事業創出・商品開発・販路開拓・デザインイノベーションのための教育事業に取り組む。2018年にはJAPAN BRAND PRODUCE SCHOOL設立。日本の地場産業や伝統工芸にデザイン・クリエイティブを取り入れ、商品開発・販路開拓を手がけるプロデューサーを育成している。