スライド・動画作成のプロから、ノウハウを学ぶ東京電力パワーグリッド「スライド・動画の作り方研修」 | ミテモ株式会社

スライド・動画作成のプロから、ノウハウを学ぶ
東京電力パワーグリッド「スライド・動画の作り方研修」

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ミテモはさまざまな企業への研修の実施や、研修教材の制作などを数多く手掛けている。研修の実施においては、インストラクショナルデザインの代表的なプロセスモデルであるADDIEモデル*1をベースに、研修を企画するための現状分析、それをもとにした設計、開発、実施、その後の評価を行っており、そこで培ってきたノウハウを生かして、企業の研修・人材開発部門の研修内製化の支援も手掛けている。

今回は、東京電力パワーグリッド株式会社人材開発センターの皆様(以下、東電PG)に、『スライドの作り方研修』と『動画の作り方研修』をオンライン研修にて実施した

――(ミテモ)今回研修をご依頼いただいた背景には、どのような経緯ありましたか。

(東電PG)これまで技術系職場における人財育成の主流は参集型研修で、弊社では実設備に触れて設備操作などの技術技能を身につける「実技」と、講師と受講者、受講者同士の直接のコミュニケーションを重視する「机上研修」を実施してきました。 しかし、このコロナ禍において参集しての研修が難しくなってしまいました。育成の手は止められない中で机上研修はオンライン研修への移行をし、実技においても技術動画教材を公開することによってある程度の品質で育成ができるのではないかと検討を始めました。 ただ、動画教材作成には各自のノウハウのみで作成している部分が大きく、効果的な動画作成スキルを持ち合わせていませんでした。そのため、プロに教わることで品質の高い人財育成動画が作成できるのではと思い、今回研修を依頼しました。

――1つめに実施した「スライドの作り方研修」はいかがでしたか?

弊社では研修資料のほとんどはパワーポイントで作成されているため、私たちが求めているレベル・内容と合致しました。山橋講師の人柄や話し方もよく、受講生が食い入るように受講していたように感じています。
ただ、3時間という研修カリキュラムが短く感じた受講生が多く、「もっとノウハウを教わりたかった」「1日程度のカリキュラムでも良かったかも」という声があり、2つの研修(スライドの作り方研修・動画の作り方研修)を1日に収めようとせず別日に実施したほうが良かったかもしれない、と思いました。 この研修で学んだことは、品質の高い資料を作成していくために必要なノウハウと感じています。この部署では異動が定期的に行われており、3年すると人が入れ替わってしまう現状もありますので、今後も継続的に実施しても良い内容だと思いました。

受講者の声

資料作りについて、ターゲットと目的を明確にしないまま自己満足でやっていたような気がした。フォントや色遣いにまで、素人が思う見やすさと、プロの感性(根拠)の違いを気付かされた。

まだまだソフトを使いこなせていないことを痛感したと同時に、使いこなして楽になりたい意欲が出た。

説明が上手く解りやすく、チャット機能ならびに説明途中でも質疑に応じて頂ける講義はとても有意義でした。

受講者のレベルにあったカリキュラムへの変更等、柔軟に対応いただけたことで理解度・有益度が高まった。

講師プロフィール

山橋 美穂

ビジネスアシストパートナ株式会社 代表取締役
資料作成アドバイザー/コンサルタント
2015年に日本で6人目となる Microsoft Most Valuable Professional for Power Point を受賞。現在に至るまで毎年連続受賞。

――2つめに実施した「動画の作り方研修」はいかがでしたか?

前半部分は、企画構想の実施方法、撮影資機材紹介、各種ツールの紹介、動画作成ノウハウなど、当社でも活用させて頂けそうな内容で大変有意義だったと思いました。後半部分は、時間・環境などの制約があったことが原因だと思われますが、講師のYouTube動画を引用した内容が多く、私たちが業務で使えそうな内容とは少しずれてしまったかなとの印象です。事前学習やワークを実施できていたらさらに内容の濃いものになったのではないかと感じています。

受講者の声

動画編集は未経験ですが、今回の講義でチャレンジしてみたいと思った。分かりやすく初心者が興味を持てる内容だった。

やはり一通り経験してみないと、理解度が上がらないと感じた。紙の資料と動画資料ともに共通するポイントがあるなと気付けた。反面、動画には派手さがあったほうが良いとも知れた。

主に業務で使用する研修資料パワーポイント(午前中講義内容)を作成し、パワーポイントを編集・動画作成する仕方等、実業務向けの動画編集・制作の講義が理解しやすく感じました。

講師プロフィール

大須賀 淳(おおすが じゅん)

1975年生、福島県出身。映像作家、音楽家。スタジオねこやなぎ代表。企業ビデオ等様々な映像・音楽コンテンツを制作すると同時に、書籍や雑誌での執筆、大学やeラーニング等での講師、製品デモなども数多く務める。2014年、日本初のシンセサイザードキュメント映画「ナニワのシンセ界」を監督。近著は「ネット時代の動画活用講座」(玄光社)ほか。

――ミテモに依頼しようと思った決め手はなんですか。

我々が求めている研修内容をWeb検索したところ、求めている研修内容に合致した記事がミテモのHPに掲載されていました。要望する研修カリキュラムに対し臨機応変にスピーディに対応して頂き、紹介して頂いた研修講師に魅力を感じたこともあり依頼することを決めました。

――最後に、ミテモに一言お願いします。

今後も「スライドの作り方」の教育、「人材育成指導員の育成(指導員として持ち合わせたいスキルの習得)」に力を入れていきたいと考えています。テクニカルサポートの高橋昌紀さんの速記、話を要約する能力に感服しました。そこから想像すると,御社では多くの高スキルをもった人材が揃っているだろうなぁと感じました。

テクニカルサポート 高橋昌紀よりひとこと

今回の研修テーマに関連するところで、企業の発信手法としての動画の可能性についてご紹介します。昨今、自社YouTubeチャンネルを開設する企業は増えましたが、「社員YouTuber化」を実行できている企業はまだ少ないです。社員YouTuber化とは、個々の社員が自ら動画を作り、オープンに発信する取り組みです。これにより特に社外の若年層中心に、企業風土や社員の人柄を好意的に認知してもらうことで、結果的に採用などに効果を発揮することが期待されます。動画に限らず、社員の創造性を活かし発信することのメリットが大きい時代ですので、ユニークな取り組みを進める企業が増えていくことを個人的に期待しています。

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