本セミナーは終了しました
大事なことは関係性。「また来たくなる」観光プランづくりと持続可能な観光地域づくり
昨今の観光産業の盛り上がりに乗じて、観光客を呼び込むためにイベント開催などを行うケースもありますが、一過性のものにすぎず、地域の宿泊事業者や飲食事業者のジレンマにつながる事例も見られます。また、地域の希少な資源(例えば、そこにしか見られない植物や生物など)をウリにしたキャンペーンを行うも、多くの観光客が押し寄せてしまったがために自然資源が荒廃してしまう、人はたくさん訪れるものの地元にお金が落ちないなど、観光産業が地域資本を毀損することにつながり、困惑している地域も少なくありません。
そこで重要視されているのが、サスティナブルツーリズムや着地型観光コンテンツといった視点を取り入れた観光メニュー開発です。これは、持続可能かつ、地域の特色や魅力を活かした観光体験やプログラムのことを指します。一般的な観光では、観光地やイベントを訪れる観光客は一時的にその地域を訪れるだけですが、地域の文化や風習、伝統工芸、食文化などを体験し、地域との関わりを深めることができます。旅行者がその地域や地域住民との関りを深めることで、地域への魅力を感じ、定期的に再訪し、地域課題を一緒に解決していくような関係性へと変わっていくことこそ、これからの観光メニューには求められています。
本セミナーでは、これまで長野や沖縄、離島など各地で自然などを活用したアドベンチャーツーリズムや、多世代の観光プランメニューの開発に携わっていた、竹田より観光を行うための地域の受け入れ方や事業設計について事例を用いながら共有いたします。さらに、地域固有の魅力を磨き上げ、持続可能な観光事業立ち上げの支援メニューについてサービス開発担当者の堀よりご紹介します。ぜひご参加ください。
コンテンツ
1長野県野沢温泉村・沖縄県の受け入れ体制づくりの事例紹介
2佐渡を舞台にした、新作親子向け着地型観光プランメニューの紹介
キーワード
#着地型観光
#観光プランづくり
#観光振興
#地域住民
#第二のふるさと
#関係人口
#サステナブルツーリズム
こういう方におすすめ
- 地域の独自性を活かした観光ツアーの設計に悩んでいる方
- 旅行代理店を通さない方法での旅行プランの作り方について学びたい方
- 一過性のキャンペーンや補助金ありきの観光メニュー開発ではなく、持続可能な観光地域づくりに取り組みたい方
- 地域を巻き込んだ持続可能な観光プラン設計について検討している方
登壇者紹介
竹田敦
ミテモ株式会社 チーフディレクター
卒業後、自然に魅了されアウトドアのプロガイドとして全国を転々とする。
好きを深めることが仕事になる理想の感覚に出会い、起業を志し、沖縄へ移住。日本最南端のライフセービングのクラブ設立し、4国籍のメンバーと島の観光に貢献。
地方や業界の課題に希望と危機感を感じ、手段を探し東京にUターン。
自然を軸に、ベンチャー企業を渡りあるき、あらゆる職種を経験しながら、新規事業立ち上げの責任者なども兼任。事業づくりの最中、ミテモと出会う。視点を変えながら、挑戦を繰り返すのが得意。
堀光希
ミテモ株式会社 インプロバイザー
インプロバイザー。修士(教育学)。
専門はインプロ(即興演劇)。
2013年より高尾隆主宰の即興演劇グループ「即興実験学校」にてインプロのパフォーマンスを始める。
2014年より「3人インプロ」として活動をはじめ、2017年には東京・大阪・愛媛を回るツアー公演を実施。
2018年より指導者としても活動をはじめ、理学療法士、保育学生、大手金融機関などでインプロのワークショップを開催。また、ソロのパフォーマーとしても親子向け読み聞かせイベントである「artenara 世田谷」にて子供たちと即興で物語をつくるパフォーマンスを行う。
自身の即興演劇グループ「IMPRO Machine」では2020年、静岡の路上演劇祭「ストレンジシード静岡2020」にて2日で200本の即興演劇のシーンをパフォーマンスする「インプロ百物語」という企画を上演。
インプロの教育理論研究への関心から、2016年にはサンフランシスコの即興演劇グループである「BATS」の舞台でパフォーマンスを行い、2018年にはインプロの創始者であるキース・ジョンストンのワークショップに参加。
2019年『キース・ジョンストンのインプロにおける教師について』という題目で修士論文を執筆し、東京学芸大学 教育学研究科 表現教育コースを修了。
2019年からはミテモ株式会社にてインプロを用いた人材育成のサービスを提供している。