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地域固有の文化資本を起点に、その土地ならではの体験をプロデュースする – アフター・コロナのインバウンドトレンドを踏まえて
政府は令和4年10月11日から、外国人の新規入国制限を見直し、個人旅行が解禁されました。これを受けて、日本への訪問を熱望していた外国人観光客や日本への送客を検討しているエージェントが多数来日しています。
特に、LCCの事業再生に時間がかかることが見込まれ、より活発に動くのはインバウンド富裕層であるとの見方もある中で、各地に求められるのは、インバウンド富裕層のニーズの取り込みです。2018年時点で、インバウンド富裕層の旅行消費額は世界全体の旅行消費総額の13.1%を占め、同年の訪日観光旅行消費総額同等の市場規模があり、これらインバウンド富裕層のニーズにいち早く対応することができるかが地域の観光産業の未来をうらなう上で非常に重要な分岐点となるでしょう。
そんな中で注目されているのが、Modern Luxury志向のインバウンド富裕層のニーズへの対応です。2020年10月5日にJNTOが発表した「富裕旅行市場に向けた取組について」によると、Modern Luxuryとは、20代から30代のミレニアル世代を中心とした新たに台頭するラグジュアリー顧客のことを指します。Modern Luxury志向の顧客は「文化、起源、遺産、スタイル、独自性、本物、質」などのキーワードで象徴されるニーズを持つとされており、日本の地域に蓄積された文化資本を起点としたユニークな体験は、これらのニーズに合致するポテンシャルを有しています。
では、果たして、インバウンド富裕層のニーズに応える観光メニューとはどのようなものなのでしょうか?また、これら観光メニューを作り出し、販売するためにはどのような事業スキームを構築することが求められるでしょうか?
ミテモでは、自社事業としてインバウンド富裕層を対象とした工芸をテーマにするツーリズム事業「LOCAL CRAFT JAPAN」を立ち上げ、観光庁事業などにも採択をされながら、全国各地で高付加価値なツーリズムをプロデュースしています。本セミナーではLOCAL CRAFT JAPANのツアー造成パートナーでもあるEighty Days株式会社 Founder & CEOのグランジェ七海氏をゲストに招き、地域の個性を活かしたラグジュアリーツーリズムの開発メソッドについて手法と実践例をご紹介します。また、アフター・コロナのインバウンド顧客対応の最前線で感じる、今後のインバウンド観光のトレンドについても紐解きます。ぜひ、この機会にご参加ください。
こういう方におすすめ
- 地域固有の資源や魅力をもとにラグジュアリー層向けの高付加価値なツアー造成に取り組みたい方
- インバウンド観光を通した持続可能な観光地域づくりに興味・関心がある方
- インバウンド観光メニュー開発とその後の販売方法について興味・関心がある方
ご興味のある方はぜひご参加ください。
登壇者紹介
澤田哲也
ミテモ株式会社 代表取締役
採用コンサルティング会社を経て、2007年 社会人教育・研修を手がける株式会社インソースに入社。5年間で述べ300社の民間企業に対して、次期経営人材育成や組織変革をテーマに人材育成プログラムの企画・設計に携わる。また、新規事業開発にも取り組み、2012年にミテモ株式会社の事業開発を担当、同年 代表取締役に就任。 従業員数名規模の地域企業からグローバル企業まで、幅広いクライアントの人材開発・組織開発を手がける。また、2016年から全国各地の地方自治体との連携による事業創出・商品開発・販路開拓・デザインイノベーションのための教育事業に取り組み、2019年には全国20地域でデザイン経営の担い手を育成する事業「ふるさとデザインアカデミー(経済産業省・中小企業庁主催)」の教育プログラム設計、講師及び事業者へのハンズオン支援を担当している。
グランジェ七海
Eighty Days株式会社 Founder & CEO
東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、大手証券会社へ入社。その後、ハンズオン実行支援コンサルタントとしてアメリカ、日本にてプロジェクトに従事。スタートアップの執行役員を務めた後、 2016年にEighty Days株式会社を創業。都市部ではなく、地域への貢献、伝統文化保護の一助となるような観光ツアー造成を行うことを会社のミッションとし、2017年ムハマド・ユヌス博士よりソーシャルビジネスカンパニー認定を受ける。主なお客様は欧米豪を中心としたFIT。お客様の興味関心に合わせたテーラーメイドツアーを提供している。