インターンシップ受入プログラム・マインドセット研修事例・ワークショップ事例|宮崎県 - ミテモ株式会社

インターンシップ受入プログラム・マインドセット研修事例・ワークショップ事例|宮崎県

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宮崎県では、所属ごとにばらつきのあったインターンシップ設計の質とインターンシップそのものに対する認識を見直すため、課長補佐等を対象に研修を実施。学生の志向を踏まえ、「学生に体験させる」から「県庁を選んでもらう」ためのインターンシップへの意識転換をテーマに、所属ごとの魅力を自ら語れる組織づくりを目指しました。

ケーススタディ概要

ケース

各所属のインターンシップ受⼊担当者 56名

課題・背景

本県の学生向けインターンシップは、所属(部署)ごとにプログラムの質にばらつきがあり、設計に悩む声や前年踏襲への不安があがっていた。また、協力所属の拡大が進まず、毎年依頼した所属のうち、実際の受け入れは半数程度にとどまっている状況にあった。
さらに、インターンシップを「PRの場」として捉えていない所属も多く、学生のニーズや志望意欲の醸成といった視点がプログラム設計に十分反映されていないという課題も見られた。

こうした背景を踏まえ、今回の研修では、インターンシップの目的や意義に関する共通理解を醸成し、学生の志向や期待を把握することで、所属ごとの設計力を高めることを狙いとした。また、「学生に体験させる」から「県庁を選んでもらう」インターンシップへの意識転換を促し、人材確保につながる取組としての位置づけを明確にすることを目指した。

目標(ゴール)

・インターンシップを「何のために実施するのか」理解できている状態

・魅力的なインターンシップを作るための素材が集まっている状態

・参加者自身がインターンシップの必要性を実感している状態

提供したサービス

・インターンシップを実施する意図の再認識と設計方法をテーマにしたワークショップの設計

・当日のファシリテーターの派遣

ミテモのアプローチ

1. 所属や経験の違いに配慮したプログラム設計
インターンの企画・運営に不慣れな層にも寄り添い、設計の基本から段階的に扱うことで、「何を伝えたいのか」を整理し、自分たちらしい受け入れ像を描けるようにした。

2. 社会環境の変化を踏まえた採用の現状理解
意識転換の前提として、まずは人口減少や都市部への人材流出など、採用を取り巻く社会環境の変化を踏まえ、公務員の採用状況や学生の志望動向をデータで共有。地方公務員への関心の高まりなど、現状を具体的に知ることで、インターンシップの重要性を再認識し、意識を高めた。

3. 学生の視点を踏まえ、組織の魅力を言語化するワーク
「学生にとって魅力的な体験とは何か?」を起点に、“選ばれるためのPR”として体験価値を設計する発想へ。学生の関心や期待を捉え直し、所属の強みを自ら言語化できるよう促す構成で、学生理解と魅力発信を両立する考え方を学ぶ構成に。

——今回ワークショップを企画・導入することになりました背景・目的はございますか。

インターンシップの実施にあたり、各所属において受入プログラムを作成していますが、受入所属が固定化していることや、「どのような内容にすれば良いかわからない」といった意見がありました。そこで、インターンシップ実施の意義を認識し、受入れ手法や実践事例を学ぶことで、学生のニーズを踏まえた、プログラム作成のスキルを身につけられる研修会を企画しました。

——ワークショップのテーマや構成を検討する上で、特に重視された点はございますか。

受講者にとって「インターンシップの目的や、人材確保にどのような効果があるかを認識し、実施する意義を理解することで、各所属の意識醸成につながる」という考えを重視しました。

——ワークショップを通じてご自身または現場が得られた気づきや視点、意識の変化はございますか。

最近の学生にとって、インターンシップへの参加はもはや当たり前となっています。それを踏まえ、今回のワークショップでは、インターンシップの場でいかに自組織の魅力を伝えることが重要か改めて実感しました。また、人材確保において、インターンシップを実施する意義についても再認識しました。

——ワークショップを通じて見えてきた課題や具体的に取り組み始めたことなどはございますか。

インターンシップを実施する上では、学生に仕事の良いところを発信し、働く意欲を高めることが重要である一方で、受入側が自身の仕事の魅力をうまく言葉にして伝えられないという課題が明らかになりました。そのためワークショップ後に、まずは自身の担当業務を振り返り、良いところや魅力を整理、認識することから始めました。

※実際に行ったワークと使用したワークシート

——ワークショップ実施後、参加された方々の反応や声で、特に印象的だったことはございますか。

インターンシップを実施する意義や重要性を改めて認識してもらえたことが、印象に残っています。実際に、今年度新たにインターンシップ生を受け入れ始めてくれる部署や、受け入れ人数を増やしてくれる部署もありました。

——ミテモに依頼した決め手や、依頼してよかったと感じられた点などはございますか。

インターンシップを実施する意義や重要性、プログラム作成のポイントなどを、具体的なデータを駆使して説明いただき、参加者に内容がしっかりと理解され、十分に浸透していた点がよかったです。また、こちらの意図をくみ取って、それをしっかりと反映した研修を実施いただけた点もよかったです。

——今後の組織づくりや研修で、期待されていること・取り組んでいきたいことはございますか。

研修を終えて、貴社よりご指摘いただいた、本県のインターンシップ事業における改善点等について、検討をすすめていきたいと思います。

——最後に、ミテモへ一言お願いいたします。

有意義な研修を開催いただきまして、ありがとうございました。また機会がございましたら、よろしくお願いいたします。

本研修のように、学生にとって魅力的な体験を設計し、組織の“らしさ”を伝えていくことは、結果として人材に“選ばれる”組織づくりにもつながります。
ミテモでは、こうした取り組みをさらに発展させ、自治体や企業が自らの魅力を言語化し、継続的に発信していくための 採用ブランド構築支援を行っています。
貴組織の採用活動の新たな一歩として、ぜひご覧ください。

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